ITパスポート

■第5位 ITパスポート

難易度

就・転職評価

★★★

独立・開業

■ITパスポートの資格と仕事
コンピュータを扱う人すべてに必要な、ベーシックなITスキルが身につく

ITパスポート試験は、平成21年4月から新たに情報処理技術者試験に追加された、情報に関する国家資格の一つです。その狙いは、すべての社会人が備えておいてほしい情報技術の基礎知識を受験者に習得することにあります。技術系の社会人や理系の学生だけではなく、事務系の社会人の方や文系の学生なども対象としているため、今後認知度が速やかに高まる資格のひとつと言えます。
ITパスポート試験が目指す具体的なスキルレベルは、
○ITを正しく理解、積極的に活用し付加価値を生み出せる人を育てる。
○職場内の課題を把握・分析し、解決するためのIT技術を身につける。
○ITの安全利用や企業のコンプライアンス向上に結び付く知識を身につけるなどです。

つまり、単に「パソコンの操作ができる」とか、「表計算ソフトを使ってデータを処理できる」というスキルレベルを超えて、オフィス内で使われているIT技術全般の基礎力を備えた人を育てるということですね。ある意味、今日的な社会人一般常識として磨いておきたいスキルです。

■リクルーティング活用度
「ITパスポート試験」は、主催の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)だけではなく、経済産業省や、高校・大学・専門学校なども推進に積極的です。社会人には必ず必要とされ、かつ役立つスキルですので、在学中に取得するよう薦めている学校が多いのです。

しかし、ITパスポート試験が、就・転職の直接の武器になるとは、言いにくいところがあります。
ITパスポートの資格は、プログラム開発など情報処理の特定の分野で役に立つというよりは、「コンピュータを扱うすべての職業人に必要な知識」をもっていることを国が証明してくれる資格です。そしていまは、どのような職業に就くにしてもITは欠かせません。この資格は採用の合否には直結しませんが、ITパスポートを持っていると、『この人にはITの基礎がある』と認めてもらえます。資格名のとおり、社会人として成長するためのひとつのパスポートであると前向きに考えチャレンジしてください。オフィスで働いていて役立つことはまちがいありません。

■試験情報
ITパスポートの難易度は、共通キャリア・スキルフレームワークの中でレベル1と位置付けられています。情報処理技術者試験の中ではもっとも易しい初歩の資格です。
受験資格が一切設けられていない試験で、平成21年度春季試験の合格率は72.9%、秋季試験の合格率は50.7%。試験形式は全100問が四岐択一式となっており、すべてマークシートでの解答です。専門学校や通信講座など教育機関を上手に利用して準備をしていれば、順当に合格できる国家資格といえるでしょう。
会社で働くようになると、資格を取りたくても忙しくて時間が取れないこともあります。比較的時間に余裕のある学生のみなさんには、いまのうちに取得することをお薦めしたい資格です。

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