社会保険労務士

■第8位 社会保険労務士
一般企業の総務部、金融機関、建設会社等に安定需用があるのが魅力

難易度

★★★★

就・転職評価

★★

独立・開業

★★★★★

■社会保険労務士の資格と仕事
社会保険労務士は、主に企業で働く方々のために、社会保険の手続き給与計算のサポートを行ったり、労働環境を改善したりする専門家です。
一般企業の総務部・人事部などでスペシャリストとして活躍したり、金融機関で年金相談業務を担当する、各種保険会社でコンサルティング営業や企画業務に携わる、建設会社で労務管理責任者になるなど、社会保険労務士には、業種や部署により幅広い活躍の場があります。
一般企業で働く場合の、社労士の具体的な事務業務としては、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険への加入と給付などの手続きがあります。またコンサルタントとして、従業員の採用、労働契約、賃金体系、就業規則、企業内教育などの課題をサポートするのも社労士の役割です。
社労士は労働者の権利の保護についての法律を扱う専門家です。そのため「誰かの役に立つこと」を動機に、この資格を目指す方が多いことも特長のひとつです。

■リクルーティング活用度
社会保険労務士の働き方には、大きく二つの方向があります。ひとつは「勤務社労士」として企業内で力を発揮する道、もうひとつば「開業社労士」としてひとり立ちする道です。一般的に勤務社労士が在籍しているのは、従業員数がある規模以上の中堅・大手企業です。こうした規模の企業では、社労士は総務・人事部門の一員として、上でお話しした業務以外に、情報の秘密保持、みなし労働時間、出向に関する相談、うつ病休職相談などなど、企業内の今日的な問題解決に取り組んでいます。このよう社労士に求められるスキルは時代の変化と共に拡大される方向にあり、募集枠も拡大しているようです。
その一方で、日本の企業の圧倒的多数は、中小・零細という現実があります。社労士を専属で雇用するだけの経営基盤を持たない中小企業で、社会保険等の業務をサポートしているのは開業社労士です。社労士は、会社の中で資格を活かしたいと考えている方にも、将来的に独立を目指している方にも、魅力的な資格といえます。

■試験情報
社労士の試験は、例年45,000人前後の方が受験、4,000人前後の方が合格(合格率7~10%)しています。受験者層を見てみますと最多は会社員で約50%、続いて無職の方(約20%)、公務員(約9%)と続き、年齢では30~40代が受験者層の中心です。また受験生の男女比率は男性65%・女性35%と、女性受験者比率が高いことも社労士試験の特長といえるでしょう。
社労士受験がこのような状況にある理由のひとつは、社労士の仕事の中身が会社の仕組みに直結しているからです。社労士の業務の多くは、サラリーマンやOL経験(社会人経験)がないと、掴みにくいものが多いともいえます。受験者の半数が会社員というデータはそのことを如実に物語っているようです。
また合格までの学習時間の目安は約800~1000時間とされています。試験の8科目すべてに最低基準点が設けられていますので、広くまんべんなく学習することが必要になります。そのため、働いていても通学したり、通信教育のフォローを受けて合格を目指す社会人が多いことも、この資格の特長と言えるでしょう。

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